2008年12月

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ご夫婦、あるいはカップルの人に質問です。
お布団あるいはベッドはダブルですか?
それともシングルでツインですか?
えっ、今はダブルだけど次はシングルにしたい?  
ふんふんどうしたのですか? 
 「実は彼女が寒がりで僕は暑がりで汗っかきなんです。冬も夏もお布団の加減が全く違うんですよ。彼女に合わせると眠れなくて。」
 なるほど、よくあるお話ですね。
暑がりのご主人様と冷え性で寒がりの奥さんがダブルのお布団で寝ていますと、秋から冬になる時、奥様が早々と分厚い冬布団に。
すると、御主人が「暑い、まだ薄い布団でいいよ。」と言い、逆に冬から春になる時は奥様がいつまでも「寒い、寒い!」と冬布団にしがみついているそうです。
さらに、ダブルの場合、それぞれが寝返りをくりかえしますと、二人の間に隙間が出来て、風がピュウピュウと入ったりします。
そのうちに二人でお布団の奪い合いがおこってしまい、負けた方が目を覚ますなんてことにもなります。
寒がりの奥様の方が必死ですのでたいてい御主人の負けです。
 また、こんなお話もよくお聞きします。
たいてい御主人様の体温が高いので、奥様がその温かみを貰っているというパターンです。
「夜、寝床に入るまでに体が冷えてしまうので、ピタッと主人の足に自分の冷えた足をくっつけて眠ります、アンカがわりで暖かいの。」なんて、新婚さんのうちは許してくれていますが、だんだん御主人様も年をとってくるとそうはいきません。
 「夜中に冷たい足をくっつけられたらヒヤッととびあがりますよ。
こっちだってやっと温まってきたと、うとうとしかけたところなのに。」 なんてつぶやきが聞こえてきます。
 寝具はそれぞれの体質に合わせる事が必要ですし、敷布団やベッドの固さも体型に合わせましょう。太っている人はかため、やせている人はやや柔らかめという目安の違いもあります。
どうですか思い当たりませんか?
 暑がりサンと寒がりサンのペアー、太った人と痩せた人のペアー、いずれも男性が辛抱するパターンが多いですね。
 何故なら、寝具を買いに行くのは、ほとんど女性だからです。えーっ、ご存じなかったですか?
ですから大切な寝具選びは奥様と一緒にお店に行き、自分自身に合うものを選ばなくてはなりません。
 ちなみに布団屋の私はシングルもしくはセミダブルで自分の体型、体質に合わせ、ゆっくり一人で眠るのが理想だと思っています。
 「様々な障害にも打ち勝つ愛でやっぱりダブルで仲良く眠るわ」なんて新婚さんの声が聞こえてきそうです。
  朝までぐっすり眠りましょう!

 写真は新滝の池 泉佐野市上之郷 トレッキングコースです!

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急に気温が下がると思えば、やや暖かくなる不安定な季節です!
 今回は小さなお子様がいるお母さん達の井戸端会議で聞こえてくる「夜に子供がお布団から飛び出して困るの。」というお悩みについてです。
 「うちの子じっとして寝てくれないの、動き回って朝起きると足と頭が反対向きになってるの。」と言えば、「うちもそうなの、気がつくと畳のほうへはみだしているの。それによく風邪をひいてしまうから心配なの。」 もう一人のお母さんが「元気すぎるのかしら?毎晩お布団のなかに引っ張りこむのが大変。」また別のお母さんが「いつも子供がお布団から飛び出さないかと気にしながら寝ているので私も熟睡できないの」とお母さんの睡眠もおぼつかない様子です。
 一体何が原因なのでしょうか?
一度、お子様の寝具のチェックをしてみましょう。素材は何が使われていますか?もし、上も下もアクリル毛布やボアシーツを使っていたり、化繊わた入りのお布団だという場合、大人の三倍の汗をかく子供さんは汗でいっぱいになった寝床の蒸れから逃れようとして飛び出していくのです。それどころか、飛び出しても大丈夫だろうと、アクリルの毛布でできたロングベストのようなものを着せて寝かしつけるお母さんやおばあちゃん、これでは余計に汗が体の表面にたまってしまい逆効果になります。
 本来お子様に限らず、寝床の中の理想の気候は温度三三度、湿度55%が一番眠りやすいのですが、毎晩飛び出しがおこる場合、手をお布団の中に入れてみるとたいていじっとりと汗ばんでいます。温度、湿度共に上がりすぎているのです。お子様にとって寝具の質はとても重要です。汗をよく吸い取り、放湿できる素材の寝具を選んであげてくださいね。  
 今までの経験から一番早くて生後二ヶ月で
背中をよじるようにして動きまわる赤ちゃんのお話を聞いたことがあります。普通では考えられないことですが、お布団の素材を尋ねてみるとはやはり化学繊維入りのものでした。きっと赤ちゃんは「お布団がジットリして眠れないよ。」と、言いたいことがいっぱいだったに違いありません。
 お子様の寝具をお求めになる時は、アクリルやポリエステルのわたのものはやめて、汗を良く吸う綿(めん)やウールなど天然素材のシーツや毛布、お布団を揃えてあげてください。おどろくほどお布団からの飛び出しが少なくなり、ぐっすり眠るようになりますよ。

 

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 夜も冷え込み、お布団に入るとなんともいえず、ほっとする季節になってきました。
 ところで、あなたは寝つきがいいですか?それとも悪いですか?
 寝つきの悪い人にとって、夜はたいへんです。「お布団に入ってから、一時間たっても眠れないの。」と、よくお聞きします。
 実は 寝つきの悪い人は冷え性の人が多く、血液の循環がよくありません。
 赤ちゃんが眠るまえ、手足が温かくなってくるのをご存知ですよね。
それと同じことが成長した私たちの体の中で毎晩行われ、眠りにおちているのです。
標準的な人は10分ほどで足先の温度が5度近く上昇するのですが、冷え性の人の場合は50分たっても1度ぐらいしか上がらず、その後の両者の温度差は10度もの差があるということです。
これは、血液の循環を調節する自律神経の働きで違ってきます。    
よく足先を温めようと電気毛布やアンカなどにずうっと頼っている人がいますが、体の中の温度を調整する機能が乱れてきますので、ますます体の抹消部である足先や手先まで血液を行き渡らせることができにくくなります。 
 毎晩、足先が温まりにくいという人はお風呂をぬるめにしてゆっくりつかる様にしますと血液の循環がよくなり、手足の血管が拡張して体内の熱を放出し、深部体温を低下させ、寝付きやすくなります。
 また、寝具も寝付くのを妨げないものを選びましょう。
たとえば吸湿性の良い綿や羊毛、羽毛など、湿気を寝床に充満させないものがよいですね。
アクリルの毛布や化繊わたのように、湿気が寝床内にたまってしまうものは、体から出た汗が体に再付着し、皮膚表面から熱が奪われてよけいに温まりにくくなります。          
さらに靴下をはくという人も靴下の選び方に気をつけましょう。
かえって血流を妨げたりすることもありますので、足首を締め付けないもので吸湿発散性の良いものがいいですね。 
いかがですか。
思い当たることありませんか?
もともと人は夜になると眠くなり、朝になると自然に目覚めるように生体リズムがインプットされていますが、24時間体制の現代のような不規則な生活や人工的な加熱などが様々な睡眠問題を引き起こしていると考えられます。
自分の体の中の正しいリズムが寝つきをよくするポイントであるのはいうまでもありません。 
 睡眠の基本 早寝、早起きではありません。
早起き、早寝です!
朝までぐっすり眠りましょう!

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 だんだん気温が下がってきていますね。
これからの時期、夜中に「うわ~寒い、もう一枚なんかのせてぇ!」と掛布団の上にもう一枚のせることがありますよね。
どうですか?暖かくなりましたか?          
「重い分暖かくなったような気がするよ。」                   
実はその重さで体が押さえられて呼吸や寝返りがしにくくなったりしますし、肩がこると言う場合も少なくありません。
 寝床をもっと暖かくしたいなら、たくさん掛けるより敷き布団を充実させてみるのが良いですね。良い敷布団は血液の流れる背中を温めてくれます。
 背骨に沿って体の隅々まで栄養と酸素を運ぶ血管、大動脈と大静脈があるため、背中を暖めると全身の血行がよくなるのです。
 そして血行がよくなると、眠りが深くなります。マッサージや軽い体操のあとグッスリねむれるのと同じことですね。
 「どうりで、いくら体の上に羽毛布団や毛布などをたくさん掛けても背中が寒いはずだわ。
体温が下へ逃げてしまい、体がスースーしていたのね。」と解った場合、今度はその素材をチェックしてみましょう。
年齢や体質によって合う素材が違いますが、化学繊維は汗の吸湿や発散がありませんので良くありません。
自然素材のものを選んでください。
さらに植物である綿わたが寒いと感じる場合は、動物の毛である羊毛や羽毛、キャメル等がお奨めです。保温力が高いので、自分の体温を逃さず蓄えてくれますよ。
もちろん、湿気である汗を吸う吸湿力も高く、その放湿力も綿わたの八倍ということもあります。          
【冬の寝床が寒いというのは、汗である湿気が外へ出にくいからです。】
最近はお布団を干す環境が限られたり、時間がなかったり、週に一度の休みに雨が降ったりとなかなかお布団を干せないことが多いようですが、寝具にとって一番大切なのは日干しです。
こんなところも考えてお布団の素材を選んでくださいね。
冬、なかなか足先が暖まらず寝つきが悪い、寝床が冷えて目が覚める、ベッドに寝ると体がスースーして寒い、など冷えに関するお悩みが多いですが、一度敷布団を見直してみませんか。
冷えた体をお風呂でゆっくりと温め、良い寝具で【朝までぐっすり眠りましょう!】

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