2010年07月

毎年やってくるツバメは先日子育てが終了して旅立って行きましたが・・・次のカップルが卵をかえして可愛いひなが誕生しました数週間で成鳥になりとびまわります!
お店のテントの中に巣が2つあります!イメージ 1

お店に持ち込まれた掛布団です!
使用されて12年
サイズは190×210 二層式(羽毛が二階建ての構造)です!
ダウン95% 2.0kg
側生地 表シルク(絹)50% 綿50%
裏生地は綿100%
金額はかなり高価だったそうです・・
 
子供が一緒に寝ると布団をけっとばしてしかたがない・・とのことです
 
15年ほど前から二層式の掛布団が多く出てきました
かさだかで良く膨れるので・・見た目に分厚く暖かそうですが・・
使用してみると肌によくそいません
これは厚みがありすぎるためにおこります
ぶあつい=暖かいでは、ないんです!
そいが悪いと寝返りするたびに、肩口から冷たい空気が入り込みます。
羽毛の量も2kgでは多すぎますよけいに膨れてしまいます。
 
写真をみてみると上の方は側生地表シルク部分がこすれ破れてきています
横側にガムテープで破れを抑えてその上をミシンで縫って努力の跡が見られます
裏生地が綿で出来ているので引っ張り負けをするシルク部分に傷みがでてきます
12年も使用しているのに表生地は水をはじきます・・・防水加工と同様です
これはダウンプルーフ(羽毛の吹き出し防止)加工で樹脂成分を吹きつけてい
るためにおこる現象です。
(黒いフローリングの上で布団を広げると白っぽい粉のようなものが出ることも有ります)
体から出る汗が吸収されずに寝床内に残るので
布団をけってしまうのです・・・・
 
中味の羽毛は表示内容 良かったので完全洗浄して
190×210 6×6-5 横6縦6 上下のマチ5cm 1.7kg めん100%両面同生地
で加工仕立替することになりました
 
今日は蒲団屋の話 
イメージ 1
 
 
 

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