Goo:フレッシャーズ 2012年2月10日(金)19:00
明日に控えた本番。試合や試験、入社式など大事なイベントの前夜に緊張のあまり眠れない......なんて経験ありますよね。
しっかり寝なきゃいけないと思えば思うほど目が冴えてしまって、気がつけば朝!なんて事態は避けたいところ。
緊張の前夜でもぐっすり眠る方法、誰か教えて!
今回のちょいたつは快眠セラピストの三橋美穂さん。
ベッドメーカーのコンサルティングや、ホテルや旅館の客室コーディネイトなどにも携わり、さまざまな企業からも信頼されている方です。
そんな三橋さんに緊張の前夜でもぐっすり眠れる方法を聞きました!
■緊張が眠りに与える効果とは?
「緊張して眠れない」というのは、いったい何が原因なのでしょうか?
「緊張して眠れないのは、神経の作用が原因。私たちの眠りに関わっている神経は二つあり、一つは普段眠りにつくときに活発化される『副交感神経』と、もう一つは起きているときに活発化していて、眠るときには沈静化される『交感神経』。
眠れないときは緊張のせいで後者の『交感神経』が活発化されているので目が冴えてしまうのです。
副交感神経を活発化させるには、体をリラックスさせる必要があります。」
なるほど! どうやら私たちの眠りのメカニズムは、相反する2種類の神経で構成されているよう。
では、具体的にどんな方法で副交感神経は活発化するのでしょうか?
■手軽にできるリラックス法「鼻の呼吸を整える」!?
「体をリラックスさせるには、鼻の呼吸を整えるのが効果的です。はっきり目が覚めているときは、左の鼻の穴の通りが良くないので、それを左右同じバランスにしてあげると眠りにつきやすくなります。
この呼吸法で、左右の鼻の呼吸バランスを整えましょう。」
1、右の鼻の穴をふさいで左穴で数回、息を吸って吐く。
2、次に左の鼻の穴をふさいで右穴で数回、息を吸って吐く。
3、これを何度か繰り返します。
画像は大福山付近
目が冴えているときの左右の鼻の穴の詰まりを確認してみると......
確かに左の鼻の穴が詰まっていました! 他にも軽いストレッチを行ったり、温かいハーブティーなどの飲み物を飲んだりすることで体を落ち着けるのも効果的だとか
■温度だけじゃなく湿度も重要! 寝室のベストコンディションとは?
最後に、眠りやすい部屋の環境について教えてください。
「自分の体を眠れるように調整するだけでなく、眠る部屋の環境を整えることも必要です。以下の点に注意して、就寝時に体が不快さを感じる要素を取り除きましょう。」
・眠り始めの部屋の温度は18度~22度が適温
・湿度は50%~60%が好ましい
・布団は干しておく
・シーツは新しいものを使用
・部屋の電気は豆電球or消す
布団を干し、新しいシーツを使用すると気持ち良いですよね。
他にも自分に合った枕を用意するのも効果的とのことでした。
■ひとことアドバイス
「眠るとき、部屋が暗すぎると怖いという方はフットライトを使ってみてください。上から目を照らされているより、下からの光だと直接目を刺激することがないので眠りやすくなります」
子どもの頃の遠足の前夜に始まり、受験や大きなプレゼン前など緊張の前夜はいつも眠れなかったのですが、これでもう悩む必要もなくなるかもしれません。
眠れない大舞台の前日、ぜひあなたも試してみてください。
Goo:フレッシャーズ 2012年2月10日(金)19:00
快眠セラピストに聞く 緊張の前夜にぐっすり眠る方法
快眠セラピストに聞く 緊張の前夜にぐっすり眠る方法